アスピリンジェネリック
アスピリンは100年以上も前に開発され、世界中で使用されている非ステロイド性の解熱鎮痛消炎薬です。
私たちの体は、外から刺激などを受けたりすると、それが原因となり炎症がおこります。この炎症は腫れや発熱、痛みとなって体に悪影響を及ぼします。本来は、この炎症も体の防御反応のあらわれであるので、必要なものなのですが、あまりに体に対しての悪影響が大きい場合には、お薬での治療が必要となってきます。
体は刺激などの障害を受けると、そこで化学伝達物質が産生されることにより炎症が起こります。この際産生される化学伝達物質にはいくつか種類はありますが、主に痛みや炎症を引き起こしている物質は「プロスタグランジン」と呼ばれる物質です。逆に言えば、体に刺激が与えられても、プラスタグランジンができないようにすれば、痛みや炎症を抑えることができるのです。
プロスタグランジンは体内で、アラキドン酸を原料として作られます。このとき原料となるアラキドン酸に働きかけ、プロスタグランジンができあがる過程をすすめていくのが、「シクロオキシゲナーゼ(COX)」という酵素です。このCOXの働きを止めることができれば、プロスタグランジンができあがってこないので、痛みや炎症を止めることができます。
アスピリンはこのCOXの働きを阻害する非ステロイド性解熱鎮痛消炎薬のひとつです。ちなみに、アラキドン酸を原料として作り上げられる化学伝達物質は、他にもいくつか存在しています。そのうちのひとつが、トロンボキサンと呼ばれる物質です。このトロンボキサンには、血液を固まらせる作用があります。プロスタグランジンもトロンボキサンも、アラキドン酸を原料とし、COXの働きを受けてできあがるということにはかわりないのですが、アスピリンが少量、体に入るとトロンボキサンができあがる工程を抑え、大量に入るとプロスタグランジンができあがる工程を抑えるのです。この作用を利用し、現在では低用量のアスピリン製剤は、血液をさらさらにするお薬として、高用量のアスピリンは、解熱鎮痛消炎薬として使用されています。
この製品アスピリンジェネリックは、含まれるアスピリンの量が1錠中150mgと高用量であるので、解熱鎮痛消炎効果をもつお薬としての効果がみられます。
アスピリンジェネリック
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