2019年10月12日土曜日
タミフルジェネリック
A型およびB型インフルエンザウィルス感染症(通称インフルエンザ)に対する治療薬として世界中で使用されているタミフルにジェネリック医薬品が登場です。
1カプセルに有効成分として先発品と同じオセルタミビルを75mg含有しています。有効成分オセルタミビルは、服用すると体内に吸収され、肝臓に移行し、肝臓に存在する酵素によって抗ウィルス活性体に変換されます。変換された抗ウィルス活性体はインフルエンザウィルス感染部位に速やかに移行し、治療効果をあらわします。
オセルタミビルは、ウィルスの増殖サイクルに必要な酵素であるノイラミニダーゼに特異的に結合し、その酵素の働きを阻害することでウィルスの増殖を抑制します。インフルエンザウィルスに感染すると、1~3日間ほどの潜伏期間を経て、発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉・関節痛、咳、鼻水などの症状が急にあらわれ、1週間程度症状が続きます。
インフルエンザは、風邪と比較して全身症状が強くあらわれ、高齢者や持病のある方ではもともとの病気が悪化したり、呼吸器に二次的な細菌感染を起こしたりすることが知られており、入院や死亡する危険性が高まります。
インフルエンザウィルスは、感染してから症状があらわれるまでの24時間に急速に数を増やし、発熱などの症状があらわれてから48時間以内にウィルスの複製・増殖のピークに達します。オセルタミビルの治療効果を十分にあらわすには、可能な限り早めに服用し、ウィルスの増殖を抑制する必要があります。そのため、インフルエンザの症状があらわれたら2日以内に薬を服用するのが推奨されています。
また、オセルタミビルはインフルエンザの予防効果もあり、服用している間は予防効果が続きます。受験やテストなど、どうしても外せないイベントがあるときにインフルエンザ予防のために服用することができるので多くの方に愛用されています。
感染した時も早めの服用が効果的だったり、つらい発熱時に病院を受診する手間が省けるなどの理由もあり、常備薬として手元に置いている方も多いです。
タミフルジェネリック
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